シャンプー剤の構成成分

構成成分 配合目的 一般的な原料名
界面活性剤 洗浄作用
汚れを落とす
アニオン界面活性剤
両性界面活性剤
コンディショニング成分 きしみをなくす
毛髪を保護する
カチオンポリマー
カチオン界面活性剤
たんぱく質誘導体
シリコーン誘導体
天然油
エステル油
 増粘剤 剤に粘度をだす  セルロース誘導体
 合成ポリマー
無機塩類
 毛髪保護剤、湿潤剤 毛髪の保護、補修  たんぱく質誘導体
多価アルコール
多糖類
 天然油
エステル油
 香料、その他 商品の特徴づけ
安定化
香料剤
紫外線吸収剤
清涼剤
酸化防止剤 
金属封鎖剤
 防腐剤 商品の安定化
腐敗防止
パラベン
安息香酸
サリチル酸
フェノキシエタノール
イソチアゾリン 

 

シャンプー剤に使用されている代表的な界面活性剤の分類

アニオン界面活性剤

界面活性剤の分類 全成分表示の表示名 特徴 洗浄力 低刺激性
高級アルコール系  ラウリル硫酸Na 洗浄力が高く、泡立ちも良好な界面活性剤。
ラウレス硫酸Na 洗浄力が高く、泡立ちも良好が界面活性剤。
ラウリル硫酸Naよりも低刺激性。
α-オレフィン系 オレフィン(C14-16)
スルホン酸Na
洗浄力が高く、泡立ちも良好な界面活性剤。
アミノ酸
グルタミン酸系
ココイルグルタミン酸Na
ラウロイルグルタミン酸Na
アミノ酸(グルタミン酸)由来のアニオン界面活性剤で、皮膚・毛髪に対してとてもやさしい低刺激性。
洗浄力は強くなく、泡立ちもあまり良くない。
コンディショニング性が高く、高価。
アミノ酸
アラニン系
ラウロイルメチルアラニンNa
ココイルメチルアラニンNa
アミノ酸(β-アラニン)由来のアニオン界面活性剤。
適度な洗浄力と脱脂力があり、しっとりした感触に洗い上がる
アミノ酸
グリシン系
ラウロイルサルコシンNa
ココイルサルコシンNa
ココイルグリシンNa 
アミノ酸(グリシン)由来のアニオン界面活性剤。
温和な洗浄力と静菌力があり、歯磨き粉から身体洗浄剤まで幅広く使用される。 
タウリン系 ココイルメチルタウリンNa
ラウロイルメチルタウリンNa
含硫アミノ酸といわれるタウリンからつくられる界面活性剤。
AMTとも呼ばれ、皮膚や毛髪にやさしい低刺激性。 
タンパク質由来系 ココイル加水分解コラーゲンNa   コラーゲン等のタンパク質を加水分解して得られるポリペプチドを元につくられている。
皮膚・毛髪に対してとてもやさしい低刺激性の界面活性剤。
 スルホコハク酸系 スルホコハク酸ラウレス2Na  泡の持続力に優れている。
他の界面活性剤と組み合わせると気泡力が増す。
高級アルコール系よりも皮膚刺激がやや弱く、特に目に対する刺激が弱くなっている。 
せっけん系
アルカリ石鹸系
オレイン酸Na
やし油脂肪酸K
いわゆる石鹸。
生分解性が高く、洗浄力があるが、PHが高いため皮膚への刺激性がある。
また、水の中のカルシウムイオンと結合して水に溶けないスカム(石のようなもの)をつくり、髪に吸着して固くなってしまう。
 ◎ ×
せっけん系
酸性石鹸系
ラウレス酢酸Na アルカリ石鹸に類似した構造をもち、生分解性がよく、適度な洗浄力がある。
弱酸性なので刺激が緩和されている。
アミドエーテル硫酸系 PEG-3ヤシ油脂肪酸アミドMEA硫酸Na 高級アルコール系とほぼ同等の泡立ちの良さがありながら、アシルメチルタウリン系(AMT)に構造が類似しており、皮膚刺激は高級アルコール系よりも弱くなっている。
酸性でも析出しにくいという特徴がある。 

*生分解性・・・物質が微生物によって分解される性質